タビアンバーン その3

タビアンバーン

8月13日(日)クルマで妻の実家へ。
妻の実家はイサーンのラオス近くの県。
犬を食べる県として有名らしいが、実際に犬を食べている光景を見ることはできなかった。
バンコクからクルマで約8時間。早朝に出て夕方前に到着。

8月15日(火)イミグレーションで妻の実家の住所でTM30を登録。
イミグレーションに行くのにパスポートを妻の実家に忘れてきてしまった。
パスポートは上着のポケットに入れていたのだが、この日は暑かったため上着を着ず、
Tシャツだけでイミグレーションに行ってしまった。
イミグレーションに到着してから気づいたのだが、パスポートを取りに帰って、またイミグレーションに行くとなると、丸一日ムダになってしまう。
パスポートのコピーを持っていたので、運転免許証とパスポートのコピーでなんとかならないか頼んでみたところ、仕方ないといった感じでTM30の登録をしてくれた。
親切? な担当者で助かった。
担当者によって裁量が決まるのはタイならでは。
今回は良い方に転んだが、悪い方に転がることもある。

8月16日(水)朝一番で区役所にタビアンバーン申請の必要書類一式を提出。
担当官は区役所所長。
書類を提出するなり確認すらせず、必要書類が足りない、とのこと。
前もって区役所に必要書類の確認をしていたが、確認した必要書類以外に多数の書類が不足している、とのこと。
例として、オーストラリア人の申請書類を見せてくれた。
申請書類の厚さが1センチ近くある。
確認した必要書類以外、何の書類が必要か自体、全くわからない。

すると、所長が「何も心配はいらない、サービスチャージを支払えば必要書類を作成するとのこと」
「サービスチャージ」って何? それより、足りない書類を教えてもらおう、と思ったが、下手に確認して心象を害し、タビアンバーンが発行されなければ困るので、黙ってサービスチャージを支払う事にした。
サービスチャージの料金は夕方に連絡する、とのこと。
もったいぶらないで、今、教えてくれても構わないのに、と思ったが言われるままに従った。
帰り際に「詰め合わせのクッキー持ってきてね」と言われた。

夕方、所長から妻にサービスチャージの料金について電話が届いた。
THB 6,700……。
JPY 4 / THB 計算で日本円にして26,800円!
一瞬、タビアンバーンの申請を断ろうと思ったが、断ったとしたらレンタカー代、ガソリン代、労力の全てがムダになるので、渋々、支払う事にした。

8月17日(木)14:00、区役所へタビアンバーンを受け取りに行く。
サービスチャージは携帯での振り込み。
振り込み先はMs.⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️。
所長は男性。振り込み先は女性。誰だコイツは?
いらない質問をしても仕方ないので黙っていたが、所長がサービスチャージを受け取っている事が発覚したら問題になるため、一旦、他人宛てに振り込みさせ、そこから受け取る、ということだろうか?
おそらく、そうだと思うが。

8月18日(金)16:00(金)区役所へピンクのIDカードを受け取りに行く。
ピンクのIDカードとは、外国人用のIDカード。
私は外国人です、と証明するカード。
実際はIDは組み込まれていないためIDカードではないのだが、何と言えばいいのかわからないため、ここではピンクのIDカードとする。

指紋をスキャニングして登録し、よく映画で見られる囚人の身長が分かるように数値が記載されている壁の前に立ち写真撮影。
当日中にはIDカードをもらえる。

8月19日(土)バンコクへ
タビアンバーンとは関係ないのだが、問題発生。
義母、義妹、義姪がバンコクに行きたいとのことで、一緒にバンコクへ戻ることになった。
当たり前のように義母たちはガソリン代、飯代を出すはずもなく、挙げ句の果てには帰りの飛行機代まで支払わされた。
図々しいにも程がある、というかなんというか、相手の立場は考えず、自分たちが良ければそれで良い、と考えているのだろうか? いや、考えるということさえできないのかも……。
自分の義母、義妹、義姪だと思うと、残念で仕方がない。

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