パカーンサンコン

パカーンサンコン

タイにも雇用保険があるとは知らなかった。
雇用保険はパカーンサンコン(社会保険)に含まれている。

タイの雇用保険は、過去15ヶ月に6ヶ月以上、社会保険料を支払っており、8日以上の失業状態にある場合に失業手当が支給される。

会社都合による解雇の場合、平均給与の50%を180日分受給することが可能。
ただし、総支給上限はTHB 13,500とされている。
自主退職については、平均給与の30%を90日分まで受給することが可能。
自主退職についても会社都合による解雇と同様、総支給上限はTHB 13,500とされている。

ニートの場合は自主退職なので平均給与の30%、90日分受給可能。
ニートの場合、社会保険の計算では1日あたりの支給は上限のTHB 150、90日支給で総支給額も上限のTHB 13,500とのこと。

難しく考える必要はなく、会社都合だろうが自主退職だろうが、日本人なら総支給額は上限のTHB 13,500ということだ。

失業手当をもらうには、まず社会保険事務所に届出をし、その後労働局にも届出をし、毎月労働局に近況報告をしに行かなければならない。
失業手当は1ヶ月単位で受給となっている。届出をすれば翌月には届け出た銀行口座に失業手当が振り込まれえるようだが、ニートの場合、最初の失業手当をもらうまでに2ヶ月ほど待った。

また、会社を退職すると現在のパカーンサンコンが失効となってしまう。
健康保険が必要な場合、個人でパカーンサンコンに加入しなければならない。
ニートの場合、無職で収入がないということで毎月THB 432の支払いとなった。
パカーンサンコンの健康保険より民間の健康保険の方が安心だが、無収入のニートには民間の健康保険の負担は大きいので、パカーンサンコンに加入することにした。


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